色覚異常とエンクロマ

Color Blindness and EnChroma

色覚異常を持つ人にはどんな色が見えるのでしょうか?

”色覚異常”と聞けば白黒でしか物が見えないと仮定されがちです。実際には、色覚異常を持つ人のほとんどがさまざまな色を見ることができ、普通の色覚を持つ人に比べると色合いの範囲がはるかに狭いのです。また、色覚異常を持つ人は、細部の色や物体が周囲の視覚的コンテキストと紛らわしく似ているため、細部を見逃したり、通常はっきり見える物に気づかない場合があります。典型的な例としては、緑の葉に囲まれた木になっている熟した赤い林檎に気づかない場合があります。人間の網膜には、赤、緑、青の光に強く反応する三種類の光受容細胞があります。色覚から受ける受容体細胞からの信号は、視覚野への各原色相対量について脳に神経信号を送信します。人間の視覚野は、各主要チャンネルで約100レベルの感度を知覚できると推定されています。従って、100 x 100 x 100=100万の推定により、100万に至るさまざまな色が知覚されることになるのです。

ところが、赤緑の色覚異常がある人の場合、赤と緑のチャンネルの信号が重複するため、ほぼ同じ情報が含まれることになります。二色覚と呼ばれる最も極端なケースでは、赤と緑のチャンネルが完全に区別できないため、見える色の総数は100 x 100 = 10,000、通常範囲の1%に過ぎません。色覚異常を持つ人のほとんどが、感度が部分的に欠けている為、情報通知が困難になります。程度によっては、普通の人の約10%しか独特な色合いが知覚できない場合があるのです。

色覚異常の種類

色覚異常又は色覚障害(CVD)にはさまざまな原因や症状が有り、非常に複雑な障害です。色覚異常と言うと、通常、劣性遺伝子が原因となるx染色体異常の赤緑色覚異常のタイプと考えがちですが、実は他の種類もあるのです。

赤緑色覚異常には、主に2つの種類が有ります。最初のタイプはProtan(プロタン)と言い、Lコーンと呼ばれる”prot”タイプの網膜錐体に障害があるものです。次は、Deutanタイプ(ドタン)と言い、Mと呼ばれる網膜錐体に障害がある物です。

色覚異常のエンクロマ眼鏡とは何?

エンクロマ色覚異常眼鏡は、最新の色覚神経科学とレンズの革新を組み合わせた特許取得済みの革命的な眼鏡であり、世界中の人々の生活を改善目的に作られました。

カリフォルニア州バークレー市に本社をおくエンクロマは、最先端の色覚異常眼鏡、ロービジョン、またその他の色覚障害修正品を世界中でオンライン及び正規販売店で販売しています。エンクロマの革新的な特許取得済みの色覚異常用眼鏡は、2010年に博士号を持つ硝子科学者及び数学者である個人により創立され、最新の色知覚神経科学とレンズの革新を組み合わせた眼鏡は、世界中の色覚障害を持つ人々の生活改善を目指して作り上げられました。米国国立衛生研究所(N IH)からSBIR助成金を受け取り、テクノロジーを使って人々の経験に革新的なインパクトを与えたことが米国中小企業庁から認められ、2016年チベット賞を受賞しました。

エンクロマ色覚異常眼鏡の仕組み

エンクロマ色覚異常眼鏡は、2000年代初期カリフォルニア州バークレー大学で学んだ硝子科学者及び数学者である個人によりに開発された革新的技術を利用して設計されました。独自の色覚異常眼鏡の開発は、色を想像することしか出来なかった色覚障害を持つ人々にとってどんな意味をもたらすのでしょうか?先ずは、目の中での色覚処理過程について考えてみましょう。

エンクロマ色覚異常眼鏡の科学

色覚異常の障害として、選択的に光の波長をフィルターして色感度の混乱や過度の重なりが起こることがあります。エンクロマでは、この問題を修正する眼鏡を開発しました。M錐体とL錐体を変更させ、”混乱線”と言われる部分を更に大きく識別するのです。

当社の色覚異常眼鏡は、赤と緑の間のコントラストを高めることで色覚異常の症状を緩和し、より豊かな世界体験を提供することができます。科学、光学、数学の応用と10年以上の臨床研究をへて、エンクロマは色覚研究の改善と色覚障害独特な問題解決を目指した新製品創作する続けています。更に、必要に応じて色覚異常用の処方眼鏡も提供しています。

オンラインで2分の色覚異常テスト#1

色覚異常を持っているかどうか、更にその種類と重症度を調べるエンクロマ色覚異常テストをしてみて下さい。このテストは、稀な独自のスクリーニングテストで、正常色覚を持つかどうかを2分で判断できます。色覚異常のタイプと重症度を判定し、適切なエンクロマレンズを選択し、他には無い初のテストです。

エンクロマ色覚異常テストは赤緑色覚異常のタイプ(Deutan又はProtan)とレベルを推定する為に設計されました。軽度のDeutanかProtan、中程度のDeutanかProtan、あるいは重度のDeutanかProtanなのかを判定しさまざまな色覚異常のタイプに最適な眼鏡の選択をします。ただし、オンラインでの自己テストには限度がありますので、色覚障害があるかと思われる場合は、眼科専門医による総合検診をお勧めします。

エンクロマ色覚異常眼鏡がどのように役立つか

エンクロマ色覚異常眼鏡は、色と明快さを目的に作られたレンズ技術応用し、色覚異常を持つ人々にとって想像できなかったバイタリティを体験可能にました。エンクロマ色覚異常眼鏡は、世界中の眼科専門家からの承認を受け、最も典型的タイプの赤緑色覚異常専用に作られました。

エンクロマ色覚異常眼鏡を初めてかけた時に目に映るものは何?

新しい色、奥行き知覚、そして色の濃度。ビデオでのエンクロマ初体験の瞬間を見たことがあるかもしれませんが、感情的体験の背後には10年以上の科学、色覚神経科学、そしてレンズ革新が積み重なっているのです。エンクロマ色覚異常眼鏡は、この障害を持つ多くの人々に大きな影響を与えています。あなたに最適な眼鏡をenchroma.comで見つけてください。

犬は色覚異常でしょうか?

犬は二色性だと言われ、青と黄色の二種類の色感錐体細胞を持っています。人間の三色性(三種類の錐体)と比べ、犬の色覚は非常に限られています。科学者によると、犬の色覚は重度な赤緑色覚異常を持った人間の状態に似ていると言われます。問題は、エンクロマのサングラスが犬に効果があるかどうかです。犬と人間の目の構成の違いが大きすぎるため、眼鏡の効果は無いと結論が出されています。